大学時代にガソリンスタンドでバイトしてたことがある。
バイト仲間は四人ぐらいいたと思う。
必ずドン臭いやつが混ざるのは世の常なのだろう。
彼は浪人生でかなりレベルの高い大学を目指していたので、頭はいいのだろう。
しかし、超メガ級の破壊者だった。
お客様の車を傷つけて、怒られ、誘導ミスで店の看板を粉々にし、従業員から怒鳴られていた。
そんな彼がさらに信じられないことしでかした。
ガソリンをエンジンオイルとして、入れてしまうという、ウルトラG難度をやってのけた。
もちろん、エンジンから全てのオイルを抜いて…。
びっくりなのは、その彼でなく、ガソリンスタンド従業員。
エンジンオイルの混ざったガソリンをスタンドのタンクにもどしてしまった。
「同じ油じゃん。はははは。」
「えー。」
この会社のガソリンは一生入れないと心に決めた。