11年ぐらい前、栄のラシックに行き、さあ帰ろうかというとき、
献血ルームの看板を見た。
血液が不足しているという内容のものだった。
なぜか強烈に協力したくなって、献血ルームまで赴いた。
今までも何度か献血の経験はあった。
でも献血バスの中だったので、初献血ルームはびっくりすることが多かった。
ジュース、お菓子、マンガ、雑誌があふれていた。
マン喫か…。
軽く、突っ込んでおいた。
しかし、以前献血した時と違っていた。
書類と医師による問診があった。
その結果はショックだった。
献血ストップ。
学生時代にヨーロッパとエジプトを旅行した時
イギリスに2泊したのが引っかかった。
BSEの危険性からである。
えっ?
永久に献血できないってこと?
ささやかな社会貢献がもう無理ということ?
傷物になってしまったということ?
二度と訪れることのない悲しさをかみしめながら、献血ルームを後にした。
あのマン喫のような雰囲気良かったのになあ。
ジュースは飲みに来よう…。