私立中学合格の長い道のりがスタートするのは、2~3月です。
志望校合格を勝ち取るためには、塾選びが最大のポイントです。
塾選びはじっくりと時間をかけるべきです。
下記のようなチェック項目を参考にしてください。
□1教科1教師が守られているか。
□子供が3~4年間安全に通うのに支障がない立地か。
□宿題のチェックの方法は明確なものか。
□欠席した後のフォローは納得いくものか。
□1教師の理系と文系科目の掛け持ちはないか。
□中学生の授業を掛け持ちしていないか。
□他校舎との掛け持ちしていないか。
□自習室を完備して、十分な広さか。
□質問に答える体制は整っているか。
□教師は指導結果を反映したランクに分かれているか。
□過去問を扱うタイミングはいつか。
□4~6年のカリキュラムで各教科同じ単元を最低2回は繰り返すようになっているか。
□春期、夏期、冬期講習は重要単元をしっかりと網羅しているか。
□いつ相談を申し入れても、対応できる体制になっているか。
□体験授業は可能か。
□コロナ禍の中で対策は納得できるものか。
塾によっては、生徒確保のために1月から募集をかけていますが、それに乗っかる必要はありません。
受験結果をじっくりと吟味すべきです。
◯◯中学に160名合格者を出して、No.1を語っていても、30校以上ある校舎の合計合格者数としては納得できません。
当然、10校で100名合格者を出す塾のほうが魅力的ではないでしょうか。
また、毎年大きな教師の異動を試みる塾もあります。
特に高校受験クラスがある塾は要注意です。
その時期は3月中旬、つまり、高校受験の指導が終わった時期です。
それを待って、問い合わせをするべきです。
入塾時にいたはずの教師が1カ月足らずの指導で異動していることはよくあります。
私立中学受験は4年生から、教師が変わることなく3年間継続して指導してもらうことが一番成績が伸びる可能性が高いのです。
その価値観を持たず、6年生での成績のみを重視して、頻繁に教師の変更をする塾は避けるべきです。
お子さんの教科指導をする4教科の教師も事前にチェックしておきたいものです。
特に、質問が多い科目の算数や理科の教師の指導レベルは気になるところです。
3月末から始まる春期講習で本命の塾の教師とお子さんの相性を確かめ、それとは別に対抗馬となる塾にもアプローチをしておくのです。
塾には校間の指導格差が激しく、必ず教師の吟味が必要です。
塾選びは、慌てず、納得いくまで情報を集め、吟味し、決断しましょう。