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「Job Change Part6」転職6

3月になって、本格的にスタートを切った。

2月の説明会動員数は、過去最多数を記録し、説明会担当としては、ほっとした。

このあとの3月の2度の説明会・入会テストで生徒数も100名を超えそうである。

2年が経過した。

小学生・中学生ともに順調に合格者を輩出し、ありがたいことに評判が高まり、在籍者数も200名を超えた。

3年目を迎える1月に本部長から呼び出しがあった。

午前中に本社に出社すると、以下のような話があった。

2年間一緒に頑張ってきた部下の2名が不満を訴えているということだった。

・校舎の生徒や親の信用が私に集中していて、自分たちの存在感が希薄すぎる。

・今の成功は、私ではなく、自分たちふたりの貢献が大きい。

・私が指示する方針に納得がいかない。

・これらを証明して見せるから配置換えをして欲しい。

もちろん、これは予想していた。

これを主導しているのは、2年前の責任者決めの最終研修で脱落した人だった。

この2年間に、この人がいろいろと私の足を引っ張ろうと画策していることを、忠告してくれる人は大勢いたが、気にしてはいなかった。

しかし、こんな形であらわれるとは…。

2月末の人事で、私は副室長待遇から正室長になり、役職も一気に係長になった。

不満を訴えた二人の部下は、異動となり、3月に開校する新規校を任されることになった。

本部長は、ふたりの不満を汲み取り、新規校で証明して見せろという計らいであった。

私の校舎には、その二人のかわりに、中途採用の20代男性1名、新卒の女性1名、非常勤講師の女性2名、男性1名が配属されて、私を含めて6名の大所帯となった。

さらに3年が経過した。

在籍者数は280名に達した。

社内でも、有数の大規模校の一つになった。

新卒の女性は順調に成長し、私の後任でこの校舎責任者に昇進した。

中途採用の男性もこの3年でめきめきと頭角を現し、既存校の責任者を拝命した。

私は、この二人の育成成果を認められて、3校舎を統括するブロック長となった。

皮肉なことに、統括した3校のうち1校が、不満を言って、私のもとを去ったあのふたりが担当した校舎だった。

残念ながら、3年かけても結果を出せず、責任者を外された。

そして、会社を去っていった。

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